科学物質過敏症
5/15の講義の分。
科学物質過敏症について。
科学物質過敏症とは、僅かな化学物質でも、長い間にわったて吸い込んだり一度に大量に吸引してしまうことにより発症する症状です。
症状は人それぞれで、特に珍しい症状というのはありませんが、私たちが何気なく生活を送る上で、そういった化学物質を吸ったり、触れたりすると発症してしまうことがあるそうです。
化学物質過敏症の原因はさまざまなものがあります。
例えば、タバコの煙、家の塗装。 食品添加物、 空気中に舞っている化学物質
漂白剤、殺虫剤 車の排気ガスなどがあります。
科学物質過敏症の人がそれらの科学物質に触れると、
発汗、発作、手足の冷え、頭痛、疲労性、不安、不眠、うつ状態、かゆみ、アトピー、下痢、便秘などの症状が出てきます。
ビデオで、化学物質過敏症の患者さんの生活を見てみると、
洗濯物も、洗剤で洗ったら、もう一度、真水で化学物質をよく洗い落とす。
新聞などの紙類も、天日干にして化学物質を取り除く。
食品も化学物質を含むものを避ける。
など・・・・化学物質に触れないように生活しています。
化学物質過敏症は
『対処のしようがない。 見えない病気と戦っている。』と、おっしゃっていました。
そして、化学物質過敏症の人たちは、行動の面でも、いろいろ制限されてしまいます。。
例えば、お友達と食事へいくときも、喫煙席がちゃんと隔離されている店ではないと・・。
交通手段も限られてしまいます。
電車や、バスは禁煙ですが、駅のホームやバスの停留所は禁煙ではないので、結局、その交通手段ではいけません。
治療するための薬の物質にも反応してしまうことがあるそうです。
薬もほんの少し飲んでみて、体に異変がないか、慎重にしていかなければならないのです。
対処の仕方、治療のしかたがまだ解明されていない病気だからこそ、ちゃんと、その病気を理解してくれる医者とともに治療方針を考え、安全な生活を送れるようにサポートしていかなくてはならないと思いました。
普通に暮らしている私達も、いつ、科学物質過敏症になるか分からないし、実際に私もお肌に合わない化粧品だと、よく肌荒れを起こすし・・・。(実際の化学物質過敏症の人たちはこれよりももっとつらい目にあっている訳ですが。)
いろんな化学物質が私たちの生活にあるわけだから、私たちは、深刻に、化学物質過敏症の問題を考え、理解していかなければならないと思います!!!!