6月26日講義分

厚労省エイズ急増自治体を支援(日経,2006/06/26)

 国内のエイズウイルス(HIV)感染者とエイズを発症した患者の増加傾向に
歯止めをかけるため、厚生労働省は、エイズの状況悪化が著しい16自治体を選び出し、
重点的な対策に乗り出す。夜間・休日検査の導入や予防啓発活動、医療提供体制の
整備などを支援する。26日に16自治体の担当者を集め「連絡協議会」を設置し、
効果的な対策の情報交換も行う。

 2005年に新規報告されたHIV感染者とエイズ患者の合計は1199人となり、
過去最多を更新した。初の患者を確認した1985年以来の累計は1万1000人を超え、
同性間の性的接触による若い世代の増加傾向が続いている。

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エイズには段階があります。

感染初期は発熱やのどの痛み、筋肉痛といったインフルエンザのような症状が現れることがあります。(感染後、2〜4週間程度)

無症候期はまったく症状に出ない期間で5〜10年続きます。
しかし、体内でHIVはリンパの組織で複製され、増えます。徐々に免疫力が低下していきます。

発症期には、下痢や急激な体重減少、それに、免疫力が著しく低下しているため、カビや細菌などによる日和見感染症や悪性腫瘍などを引き起こします。

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